コスト削減の極意を学ぶ

工程の悪化を引き起こす原因

コスト削減は、工場にとって欠かすことのできないものでしょう。
しかし、なかなかうまくいかないことも出てきます。
コンサルタントに任せてみても、どうもしっくりことないことがあるはずです。

そこには、机上論と現場との意識のかい離が存在し、コスト削減のつもりがコストアップや工程の悪化を引き起こすことにつながってしまう場合があります。
そうなれば、コスト削減をする意味がなくなります。
こうした関係を続けていけば、コスト削減など意味があるのかとなってしまうことでしょう。

いったいどこにどんなコストがあるのかを知る

コスト削減を関上げるのであれば、まずはどんなコストが発生しているのかを考えなければいけません。
そのコストを抽出したら、さらに細かなものへと細分化を進めるのです。

たとえば、電気代がかかっていたとします。
ただ電気代がかかるというだけではなく、内訳を抽出していくことにより、いったいどんなところにかかっているのかが見えてくるでしょう。
その上で、使用料を調べてみると、無駄の本質的な部分が見えてきます。

この時に、どれだけ細分化できるかが重要です。
これ以上できないというレベルまで細分化して、はじめてコスト削減ができるようになります。

何も電気代だけではありません。
どんなものも、この方法の様に細分化していくことができれば、本質から削減目標が出来上がってくるのです。

原価計算から見るコスト削減

原価計算というところでは、下記のサイトがいいでしょう。
原価管理の基礎である、原価を正しく出す方法が書いてあります。
>>http://it.impressbm.co.jp/articles/-/12702

ここからわかることは、細分化と同様に知ることが隠れているのです。
どこに何がかかっているのか、何がボトルネックになるのか、それを知ることが重要だといえるでしょう。

合理化だけがコスト削減にはならない

工場ではありませんが、サイゼリヤのコスト削減は、利用価値が見えてくるはずです。
徹底したコスト削減を行っている背景には、理系的思考があります。
>>http://techon.nikkeibp.co.jp/article/FEATURE/20110912/198114/

無駄を極限まで排除するために、偏差が出やすい作業は工場で管理して行っているのです。
そのため、包丁がない調理場で商品を提供しています。

だからといって、この方法が正しいというわけではないでしょう。
あまりに合理化を進めた結果、冷凍ピザからメラミンを検出する問題を起こしました。

この背景にあるのは、合理化を進め人件費の安い海外へと工場を進出させたことであり、決して品質や安全を考えたコスト削減ではなかったということなのです。
管理も行き届いていなかったことは確かであり、あまりに合理化を進め人員を減らした結果、隙間ができることを浮き彫りにした問題ともいえるでしょう。

コスト削減は重要なことです。
しかし、製品を作っているということを無視してしまっては、リスクを増大させ、将来大きなコストを支払うことになってしまうでしょう。
品質を含めた安全を提供することが重要なのであり、コストが低いからこそ競争に勝てる時代は終わっていることも知らなければいけないのです。