品質の改善方法~基礎知識~

向上させるために

品質管理の重要性はわかっていても、工場内で品質の向上がうまく進まないというのが現実的な問題です。
こうした議論をすると、必ず話題に上がってくるのが、机上論だからだということでしょう。

確かに、机上論としては、こうした議論は何度でも繰り返すことができますし、いい結果を得ることができたはずです。
しかし、現実的な要因が加味されていなかったりすることで、かい離してしまうことが出てくるでしょう。

品質の改善を考えるうえで、まず取り組まなければいけないことが、品質の安定化です。
ばらつきを減らし、不良率を下げることができることが重要になるでしょう。
生産計画を立てるうえでも、こうしたばらつきを小さくしていかなければ、品質を向上させることができません。

次に機会損失の改善が重要です。
効率化を進めることができていくと、コストの改善にも寄与できるようになるでしょう。

もしも、不良率が半分になったとしたら、どれだけの無駄を省け、販売するチャンスが生まれるでしょうか。
工場経営として、こうした機会を損失するのは、大きな問題だと考えなければいけないのです。
こうした損失は、在庫量の増加やリードタイムの問題も引きずるのですから、大問題だと考えなければいけません。

何が起きているかを知る

品質改善を考えるうえで、基礎とするべきなのは、なぜ改善ができないのかということを知るということです。
改善できない原因がわかれば、それを改善すればいいだけでしょう。
品質改善とは、原因の追究でもあるからです。

不良がなぜ発生するのかということが、改善の基礎となるでしょう。
不良ということだけではなく、その一手前に何があったのか、どう影響したのかを考える必要があります。

不良の追求には、限界があるということも重要です。
どうしてもわからないこともありますし、専門家を投入しても解決できない問題があります。
物理的にも追及が難しい問題も出てくるのです。

体系化できていない問題もあるでしょう。
不良が出てしまっている現状に対して、対応策が明確ではないということがあると、どうしても不良率が下がりません。
こうした部分が、品質改善の基礎知識として身につけていかなければいけない、本当の基礎となるのです。

品質管理の基礎から見えること

基礎を踏まえたうえで、品質を考えていくと、品質第一ということが見えてくるでしょう。
不良率を下げ、要求を満たすことができるようなプロセス管理ということが理解できるようになるはずです。
要求を満たすということは、顧客志向の結果なのであり、問題と課題に取り組む姿勢が重要であるということも理解できるようになってきます。

工場の中で起きている事実を把握し、それを後に伝えることで、体系化させることもできるようになるでしょう。
もちろん、これが管理サイクルになってくるのですから、どんどん取り入れていかなければいけません