大手に学ぶ企業理念

ビジョンの違い

企業が100あるなら、100の経営理念が存在します。
各社違った経営理念を持っているのは、その先に見るビジョンに違いがあるからです。

誰もが同じ風景を見ているわけではありません。
その場所からしか見えない風景があるのですから、理念に違いが出てくるのです。

そもそも、経営理念とは何かということが重要です。
下記に面白い話が乗っています。
>>http://www.foster1.com/article/13320762.html

これからすれば、決め事だということがわかるでしょう。
企業ごとにどんなことを想いしたいのか、それを決めたのが経営理念となるのです。
つまり、基本的な価値観と目的意識ということに分けることができるでしょう。
ここから大手の経営理念を見ていくと、それぞれの特色がよく見えていきます。

サービスを提供するという意味が見えるALSOK

いかにも日本人らしいといえるのが、ALSOKの経営理念です。
ありがとうの心と武士道の精神というのは、おそらく日本人しか理解できない部分でしょう。
>>http://www.alsok.co.jp/ir/management/philosophy.html

日本人の持つ価値観として、ありがとうという感謝の気持ちは、英語のThank youとは全く異なります。
CSRにも通じる部分であり、安全と安心を提供する会社の理念がはっきり見て取れるのです。
CMにも良く表れていますので、こうした経営理念から見てみると、また違った見方ができることでしょう。

オリエンタルランドの目指すもの

もっとわかりやすいのが、オリエンタルランドです。
ディズニーランドの経営母体でもあるオリエンタルランドは、名前を前面に出しません。
あくまでもディズニーランドなのであり、オリエンタルランドではないからです。
経営理念からも、その意味が読み取れます。

自由でみずみずしい発想を原動力にしているのは、オリエンタルランドはよく知られているでしょう。
ここの発想により、ゲストをもてなすことができるシステムは、ほかにはない考え方です。

素晴らしい夢と感動、人としての喜び、そして安らぎを提供するというのは、ディズニーランドが夢の国であり続けられる重要な意味を持つでしょう。
私たちが思っているよりも、はるかにしっかりした理念を掲げているからこそ、いつ訪れても期待を裏切らない環境になっているのです。
理念が明確な価値観となり、目標意識として浸透していることがよく分かります。

経営理念の策定は目的ではない

工場経営だと、こうした経営理念が今一つピンと来なかったかもしれません。
異業種であるALSOKとオリエンタルランドの経営理念を見て、どこが重要であったかわかるでしょうか。
そこにあるのは、経営や組織作りでもありますが、社会からの信用を得るということなのです。

企業の存在を社会から信用されるために、経営理念を明確にし、組織を作ることが経営の軸になっていきます。
経営理念を策定することが目的なのではなく、活用できることが目的となるようにすることが重要で、これを飾っておくことが重要ではないのです。
そこをはき違えないようにすれば、必ず意義のある経営理念にすることができるでしょう。