衛生管理者

健康を守る衛生管理者

一言でいえば事業場の衛生全般を管理する資格者、それが衛生管理者です。
労働安全衛生法により定められた労働条件や労働環境の衛生的な改善、また疾病などが起こらないように予防するということも衛生管理者の担当です。

一定規模以上の事業場では、衛生管理者免許や医師をはじめとして、労働衛生コンサルタントなどの有資格者、免許保持者から選任することが義務付けとなっています。

衛生管理者の免許は衛生工学衛生管理者、第一種衛生管理者、第二種衛生管理者という三つの種類があり、業務が最も広い衛生工学衛生管理者です。
一般的には第一種衛生管理者の取得を目指す方が多く、試験に向けて講習なども行われています。

衛生管理者は健康的な環境を作る仕事

衛生管理者は働く人の環境を守る、常に衛生的にしっかりと整備されている環境を作るという責務があります。
よい環境のなか仕事ができるように促進するという事も重要です。

悪い環境で仕事をすれば労働災害につながります。
こうしたことが起らないように、労働災害防止、危害防止基準の確立、さらに責任体制を明確化します。
自主的に衛生的に整った職場づくりを従業員が率先してできるように働きかけ、労働者の安全と健康の確保も大切な役割です。

時代と共に衛生管理者の仕事は少しずつ変化していますが、労働者の働く環境を少しでも向上させるなど、働く人の労働環境を改善する目的をもっています。

衛生管理者については、労働者を常に50人以上働かせている一定の事業場において選任が義務付けとなっており、労働者数に応じて1人以上から6人以上など選任が必要な人数に違いがあります。
専属であることが必須で、他の事業場と兼任できません。

衛生管理者の免許

保健師、薬剤師などを除き、第一種、第二種共に、試験を受けて合格することで資格を取得できます。
受験申請については段階を踏む必要がないので、第二種の上位免許となる第一種免許についても最初から直接第一種から試験を受けるという事もできます。
財団法人安全衛生技術試験教会開催の試験に合格する事が必須です。

受験資格は大学、短大、高等専門学校を卒業、1年以上労働衛生の実務に従事した者、高等学校、中等教育学校を卒業、3年以上労働衛生の実務に従事した者、10年以上労働衛生実務に従事した者が試験を受けることができます。
保健師、薬剤師は試験が必要ありません。

試験手数料は6800円です。
第一種衛生管理者は毎月1回から3回程度実施されています。
実施場所、試験日程などについては全国7か所にある各安全衛生技術センターで行われていますので、詳細については各安全衛生センターに確認しましょう。
この試験に合格すると、合格通知が送られ、衛生管理士として活躍できます。